TFTとは?

 

 TFTは、鍼のツボを指でタッピングすることで心理的な問題や身体的症状を改善していくセラピーで、米国のエネルギー心理学の流れを作ることになった画期的なセラピーです。 

 

 日本語では、「思考場療法」と訳され、最近ではセラピーであることがわかるように、「TFT療法」という呼称も使われ始めています。

 

 米国の心理士ロジャー・キャラハン博士が1970年代からTFTの研究を始め、鍼のツボという東洋医学のアプローチと心理療法という西洋科学が統合して発展した新しいセラピーで、従来の心理療法の方法と大きく異なることから専門家の間にも戸惑いがありましたが、その効果の高さと即効性から臨床で重宝され、現在は米国心理学会の治療オプションに加えられ、世界各国で使われています。


 TFTは、不安、恐怖、悲しみ、罪悪感、怒り、パニック、抑うつ、強迫、依存などの心理的問題、疼痛や肩こりなどの身体的症状など広い範囲で応用できる上に、手順がシンプルで、副作用がなく、即効性があるので、心理や医療の専門家の臨床や災害などの緊急支援に使われています。

 また、一般の方でも自分で行えるのでセルフケアとしても使えます。



 ■ TFTの広い応用範囲                          

 ・ 医療現場で心身の症状緩和に

 ・ 病気の予防に

 ・ カウンセリングや心理療法に

 ・ 介護や福祉の現場で

 ・ リハビリや健康維持に

 ・ 教育現場で心のケアや能力向上に

 ・ 子どもや家族の問題に

 ・ 仕事のストレスやスポーツの能力向上に

 ・ メンタルトレーニングに

 ・ コミュニケーション力のアップに

 ・ 心身のセルフケアに

       

 

 ■ TFTの研究

 

  臨床での成果を学術研究に活用して、科学的な視点からの文献が増えています。国内では、日本TFT協会よりTFTジャーナルが創刊され、米国ではTFT基金による、定期的にボランティア活動が行われており、特にトラウマ治療やPTSDに関する研究が行われており、今後もエネルギー心理学会で研究が進められていくでしょう(TFT協会のブログ"We are the TFT World!")。

 

  臨床におけるクライエント本人の評価に合わせて、心臓の突然死や健康の客観的な指標である心拍変動(HRV; Heart Rate Variability)を用いた研究も行われており、マラリア治療の補助療法として活用されているところから、医学的問題への応用も増えています。

 

 ■ TFTの人道支援

 

 専門家の臨床の他、コソボやルワンダなどの戦争被害への心理的援助、ハリケーン・カトリーナや佐世保銃乱射事件などの緊急支援、アフリカにおけるマラリア治療への援助も行っています。

  TFTは、ツールを何も必要としないので、経済的で実用的なセラピーとして、医療の行き届かない地域には代替医療法としても活用されており、コソボでは国の治療法として世界で初めて認められました。

  キャラハン博士は心理療法として研究、発展させてきましたが、身体症状にも効果があることが臨床で明らかとなり、応用範囲は心理面だけでなく、身体的症状や医学的分野まで広がっています。(⇒米国TFT協会基金